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三愛の仕事

Case 3:製造の仕事2

ロータリーカッターのオペレーターとして学んだことは
“チームワークの大切さ”

三愛の生産現場では勤続年数何十年という熟練工から中堅、若手まで幅広い層の人材が、顧客満足の向上という目標に向け、一丸となって働いています。ここでは富田林工場でロータリーカッターのオペレーターを務める20代社員の仕事をご紹介いたします。

  • 断裁から貼合、梱包まで、工場内でのチームワークで完成する仕事

    富田林工場は、平判加工をメインで行う工場です。特に大判のサイズが切れるロータリーカッターは三愛の中でも富田林工場にしかありません。私は、オペレーターとしてそのうちの1台を担当しています。ロータリーカッターは、大きな原反をセッティングして、紙を引っ張りながら回転する刃で決められた寸法に断裁する機械です。仕上がりサイズは600×500㎜から最大で1,700×3,000㎜までの断裁が可能で、包装紙や紙袋、新聞の印刷用紙、大型液晶のガラス間紙など様々な製品を加工しています。
    断裁した紙やフィルムはシート状で積み上げられ、そのまま梱包して出荷するものもありますが、ほとんどの製品は、ギロチンでさらに小さなサイズに切ったり、抜き加工をしたり、貼合したり、工場内のいくつかの工程を経て出荷に至ります。チームワークで行う仕事なので、自分がミスを犯せば後の工程に影響が出てしまいます。機械のセッティングで紙がまっすぐ流れるようにしっかり調整するとともに、運転を開始した後の監視や不具合が起きたときの迅速な対応を心がけています。

  • 自分の成長とともにバージョンアップするノート

    特に加工が難しいのは薄手の素材です。新聞の印刷用紙やフィルムなどは静電気が起きやすく、素材を切った後の紙粉などが混じって汚れが発生したり、皺や傷などが入ったりしやすいため、慎重なセッティングと、念入りなチェックを行っています。
    新卒で入社して以来6年間、富田林工場でロータリーカッターを使った断裁加工に携わっています。1年目は先輩について仕事を覚え、2年目から1人のオペレーターとして、仕事を任されるようになりました。QC工程図や手順書、さらに新人研修向けの資料などもありますが、職人の仕事なので、経験を通じなければ身につかない感覚もあります。ただ漠然とやっていても身につかないので、自分で気づいたことはノートに書き留めるようにしてきました。今も、ことあるごとにこのノートを振り返り、新たな発見があれば書き加えています。自分の成長とともにノートもバージョンアップしています。
    この6年間で任される仕事の幅はだいぶ広がってきました。工場長から「成長したな」と褒められたり、営業から「お客さんに仕上がりが綺麗と褒められた」と教えていただいたりした時は非常に嬉しいです。

  • 次の工程を意識した仕事がお客様満足の向上につながる

    富田林工場で学んだことはチームワークの大切さです。複数の工程を経てお客様にお届けする製品が多い富田林工場では、チームワークが非常に良く、お互いにフォローし合いながら、会社が掲げる品質目標の達成を目指しています。そんな中で機械のセッティングを間違えて、仕上がりサイズや梱包単位に狂いが生じると、一緒に仕事をする先輩や同僚たちの仕事を増やすことになってしまいます。会社からは「買う人の身になって製品を仕上げてほしい」と言われていますが、まずは自分自身が、次の工程につながるように気を遣って作業をすることが、お客様の要求に沿った綺麗な仕上がりと納期を実現することにつながると思って仕事に取り組んでいます。
    まだまだ勉強しなければいけないことがたくさんありますが、まずは周りに迷惑をかけないよう、細かいミスをなくさなければいけません。そしていつかは工場の機械を一通り扱えるようになることが目標です。いずれは私達の世代が中心となって会社を運営しなければいけません。その時に周りをしっかりと支えられる存在でいたいと考えています。

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